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執筆者の写真Recovering Minds YASUKO

第1回「アルコール問題に関わる援助者のためのトレーニングプログラム」が開催されました

全3回で開催される「アルコール問題に関わる援助者のためのトレーニングプログラム」の第1回目が開催されました。

初回は63名にご参加いただきました。

「援助者のための〜」とはしておりますが、アルコール問題に関心をお持ちの方、ご本人に関わる方など、広くご参加いただける本セミナー。参加者もご家族・ご本人から、回復施設スタッフ、医療関係者、企業のアルコール問題担当者、行政など、様々な立場からのお申し込みがありました。


アルコール依存症は「脳の病気」です。

疾患として理解し、関わることが重要になります。アルコール依存症は、アルコールという嗜好品が原因で発生する問題のため、本人の人間性の問題にされがち。しかし、アルコールというものにそもそも高い依存性があり、誰でもなりうるのが、この病気なのです。


午前中はアメリカ・ロサンゼルスから、元ベティ・フォードセンター、ファミリーカウンセラーのスコット・ジョンソン氏の講義。薬物、アルコール依存の当事者でもある氏の体験を交えたお話は、非常に説得力がありました。通訳は当法人理事の会津亘が務めました。

「依存症とはどういう病か」という医学的な内容を、図を示しながら非常にわかりやすく説明していただきました。

午後は、HRI横浜カウンセリングオフィス所長の水澤都加佐氏から、本人と家族が回復するために必要なことは何か、という講義がありました。


<アンケートより>

  • 45年のソーバーであろうが今日もミーティングに通い続ける。ただただすごいと思いました。

  • ご自身の体験に即した内容で大変深い依存症への理解につながりました。

  • 今まで聞いたどの研修よりも詳しくアディクションと脳の関係を説明していただき参考になりました。

  • 視覚的な説明も分かりやすく、脳の働きがよく分かり、患者さんにも説明しやすいと思いました。

  • パワフルな講義でした。

  • どの項目も常に具体的な説明を入れていただき、非常にわかりやすかったです。

  • 限られた時間の中で、沢山の情報、経験に基づく支援のかたちや大切なことなどお伝えいただきました。

最後に30分程度、オンライン名刺交換会ならぬ、交流タイムをもうけました。

小グループに分かれて、それぞれの所属の紹介や、アルコール問題との関わりについてお話いただいたり、今日のセミナーの感想などをシェアしていただきました。同じようにアルコール問題に関わっていても、立場が異なると関わり方も違ってきます。日本全国、あちこちで活躍されている皆様が、志を一つにして、この問題に取り組んでいかれたら・・と思います。

9月の第2回目の開催も楽しみです!


※ あと1〜2名、第2回目からのご参加での受け入れが可能です。ご希望の方がおられましたら、お問い合わせフォーム よりお申し込みください。価格(全3回:10,000円税込)は変わりませんが、テキストは第1回の分も含めてお送りします。

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