7月22日(土)に「ジュディ&スコット・ジョンソンの「ふたりの回復の物語」〜依存症と共依存からの回復とは〜」が開催されました。
スコットさんは依存症家族で育ち、ご自身も薬物、アルコール依存症になっていきます。しかし、早くに回復され、世界的に名高いアメリカの依存症回復施設「ベティ・フォード・センター」のファミリーカウンセラーとして、子どもプログラムの開発に関わりました。現在も依存症からの回復支援をはじめ、個人療法家として活躍されています。
妻のジュディさんとはステップファミリーとして、お互いの子どもを連れての再婚。ジュディさんは看護師です。ジュディさんもまた、大きなトラウマを抱えた家族の影響を受け、共依存の問題を抱えて育ちました。現在もアラノンメンバーとして、共依存からの回復に取り組み続けています。
ご夫婦の歴史は、依存症や共依存からの回復の歴史であったのかもしれません。
スコットさんが、原家族では虐待やネグレクトもあり、自分にとっての回復とは、リカバリー(回復)ではなく、ディスカバリー(発見)であったと語られていたのが印象的でした。
お二人の話はいつも心に響きます。
わかりやすく、理論的で、そして、感情を揺さぶられるような話でもあります。
理論と感情・・・これは正反対で不思議な感じなのですが、きっと回復に必要なことそのもののように思います。
医学、心理学などの知識は必要ですが、それだけでは人は回復しません。
心を動かされるようなことがなければ、人は変わらないのだと思います。
今回は初めてオンデマンド配信に挑戦しました!
当日、ご都合が悪い方も見逃し配信でゆっくりと聞いていただくことができます。
字幕も入れて、見やすい映像を作成しました。
今後は忙しい方にも役立てていただくために、オンデマンド配信も増やしていきたいと思います。
Comments