7月30日(日)に、表記のセミナーをオンラインで開催しました。
年に一度のナラティブ・セラピー。
クライエントとセラピストが、「助けを求める人」と「解答を与える人」という関係性ではなく、「その人の専門家はその人」という考え方に立つのがナラティブ・セラピーです。
援助者がすることは、あくまで質問を重ね、本人の持つ力を引き出すこと。
「私」と「問題」を切り離すこと。
「問題」を解体すること。
そして、「私」のパワーに気づくこと。
今まで問題に支配されていた物語が、問題と距離を置き、取り戻した自分の力を使って生きていく物語へと変わっていきます。
ナラティブ・セラピーについては専門の資格があったり、専門書もいくつも出版されていますが、自分の回復に取り入れるにはやや難解すぎます。
本セミナーは、専門家のためのナラティブ・セラピーではなく、自分で学んで、自分で取り組めるナラティブ・セラピーです。
セミナーの中では問題を外在化するために、「自分が抱えている問題」の絵を描いていただきました。そして、その問題にニックネームをつけます。
激おこ虫
見捨てられ不安お化け
ぐずぐず君 ・・・などなど。
これまでにも、たくさんのユニークな「問題さん」が登場しています。
アートワークなどを取り入れて、楽しみながら行えるのも、ナラティブ・セラピーの良いところです。
常設セミナーはこれでしばらくお休みになります。
9月からは、スコット・ジョンソン氏と水澤都加佐の「アルコール問題に関わる援助者のためのトレーニングプログラム」が全3回で始まります。今回は、そのテストも兼ねて、外の会場からオンライン配信をいたしました。
広〜い会場でポツンと一人・・・(写真)
良いやり方を模索中です。
こちらのセミナーも、残席が少なくなってまいりました。
特別セミナーのページから、お早めにお申し込みください。
https://www.r-minds.com/training
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